ハロー・グッデイ

たくさんの好きがある人生にBang!バンザイ!! めいくはっぴーおーだー

マリウス。

「DECADANCE-太陽の子-」を観てきました。



開演直後~観終わってからの数日間、いや書いている今もまだ衝撃と余韻が全く抜けない…そんな舞台でした。



DisGOONieも初乗船で、怜央くんの客演でのお芝居を観るのも初めてだったので、何もかも分からない状態のドキドキで開演時間を迎えました。


まず開始早々から何が起こっているのかよく分からない展開で、置いていかれまいと必死に頭をフル回転させる。
そして一つ一つの台詞や場面がいろんな場所に繋がっているので一秒も目が離せなくなる。
こうして私はすぐに西田さんの世界の虜になっていました。


観終わった後にあれこれ思い返して頭を整理したり、処理しきれなかったところを明確にして次の公演に臨んだり、私のデカダンは3回観てようやくなんとか形になったかな?と思います。奥が深すぎてずっとずっと余韻から抜け出せません。多分永遠に抜け出せません。



マリウスについては、もう本当に美しいの一言でした。
テイラーが太陽の子ならマリウスは月の子。動かずとも皆が自らの周りを回る太陽と、少し離れた場所で別の向きで静かに回る月。もうこれだけで胸がいっぱいです。
きっとジェンバはマリウスのことをどうにかしようと動いてた。そんなジェンバを分かっていて、それでもいっしょにどうにかする道を選ばないマリウス…。哀しくて哀しくて美しくて胸が痛くなります。
破滅への道を進む為にマントを翻しひたすら剣を振るマリウス。残虐で孤高で美しかったです。
カヤルだけの太陽だったマリウス。ほんとはいろんな愛に包まれていたマリウス。「不安だけが安らぎの時もある」と触れたら消えてしまいそうなマリウス。姉上が大好きなマリウス。全てを背負ってそっと最期を迎えるマリウス。彼の全てが怖いくらいに美しいと感じました。
月を見上げてはそんなマリウスに思いを馳せる毎日です。



そんな怜央くんのマリウスに出会えて、素敵なカンパニーの皆さんが作り上げたDECADANCEと言う作品に出会えて私は本当に幸せです。















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